大会長挨拶
小児リハビリテーションの対象となる方々は、神経系疾患、運動器疾患、内部疾患、発達障害という疾患群など幅広く、新生児期から成人期と対象年齢も広いのが特徴です。そのため、病院やクリニック、療育センター、訪問リハビリテーション、各種学校、放課後等デイサービス、発達支援センターなど、小児疾患に関わる理学療法士の職場も多様化しています。このような背景もあり、小児リハビリテーションでは、十分なEvidenceが蓄積されていない現状が続いています。一方で、この十年間で理学療法関連の各学会にて、ガイドラインの作成やその活用、様々な臨床評価の活用が全国的に行われています。小児理学療法学会でも、日々の臨床で必要に応じた評価に基づく理学療法の実践が広まっていることを学術大会の演題で見る機会が増え、周囲から積極的な取り組みや臨床実践も多く見聞きするようになりました。次の十年を見据えて、様々な評価をどのように実践し、患者さんとその家族に還元していくかを考えるべき時期になっています。そこで、本学術大会では、若手の皆さんや普段、小児疾患に関わっていない皆さんも参加しやすいよう、各疾患におけるスタンダードな評価や考え方を学び直せる教育セミナーを多く用意しました。現地参加の強みを活かした参加型のミニレクチャーも実施します。各講演や教育セミナーは、後日、オンデマンド配信します。どの分野で活躍されている方でも、知識をアップデートし、学び直せる場として、本学大会にご参加いただければと思います。
私達は日々の現場で、自身が提供している仕事をより良いものにするために研鑽しています。それは臨床家でも研究者でも同様であり、患者さんとその家族の笑顔を増やすために、情熱を持ち関わっています。参加者が臨床・研究のヒントを見つけ、また知識や人との偶然の出会いが掛け替えのないつながりになるよう、新しい活動が生まれるような学術大会を目指しています。子どもと家族の生活を豊かにできるよう、参加された皆様の人生が「一歩でも前に進む」よう、「Move forward!―あなたの小児理学療法を一つ先へ―」をテーマに、後押しをできる会となるよう、皆さん、お力添えください。FUKUSHIMAで皆さんにお会いできるのを、心待ちにしています!
第11回日本小児理学療法学会学術大会
大会長 楠本 泰士
(福島県立医科大学保健科学部理学療法学科)
第11回日本小児理学療法学会学術大会
大会長 楠本 泰士
(福島県立医科大学保健科学部理学療法学科)
小児リハビリテーションの対象となる方々は、神経系疾患、運動器疾患、内部疾患、発達障害という疾患群など幅広く、新生児期から成人期と対象年齢も広いのが特徴です。そのため、病院やクリニック、療育センター、訪問リハビリステーション、各種学校、放課後等デイサービス、発達支援センターなど、小児疾患に関わる理学療法士の職場も多様化しています。このような背景もあり、小児リハビリテーションでは、十分なEvidenceが蓄積されていない現状が続いています。一方で、この十年間で理学療法関連の各学会にて、ガイドラインの作成やその活用、様々な臨床評価の活用が全国的に行われています。小児理学療法学会でも、日々の臨床で必要に応じた評価に基づく理学療法の実践が広まっていることを学術大会の演題で見る機会が増え、周囲から積極的な取り組みや臨床実践も多く見聞きするようになりました。次の十年を見据えて、様々な評価をどのように実践し、患者さんとその家族に還元していくかを考えるべき時期になっています。そこで、本学術大会では、若手の皆さんや普段、小児疾患に関わっていない皆さんも参加しやすいよう、各疾患におけるスタンダードな評価や考え方を学び直せる教育セミナーを多く用意しました。現地参加の強みを活かした参加型のミニレクチャーも実施します。各講演や教育セミナーは、後日、オンデマンド配信します。どの分野で活躍されている方でも、知識をアップデートし、学び直せる場として、本学大会にご参加いただければと思います。
私達は日々の現場で、自身が提供している仕事をより良いものにするために研鑽しています。それは臨床家でも研究者でも同様であり、患者さんとその家族の笑顔を増やすために、情熱を持ち関わっています。参加者が臨床・研究のヒントを見つけ、また知識や人との偶然の出会いが掛け替えのないつながりになるよう、新しい活動が生まれるような学術大会を目指しています。子どもと家族の生活を豊かにできるよう、参加された皆様の人生が「一歩でも前に進む」よう、「Move forward!―あなたの小児理学療法を一つ先へ―」をテーマに、後押しをできる会となるよう、皆さん、お力添えください。FUKUSHIMAで皆さんにお会いできるのを、心待ちにしています!